「奥様ご存知?生活木ノ子さんですってよ~!」
「どうやら新種のきのこみたいですのよ!」
*ヒサナガ様より情報頂きました、ありがとうございます!
むかし昔、冬のさなかのことでした。雪が、ふわりふわりと、空からまいおりてきました。そのとき、どこやらの国の王さまのおきさきが、黒檀の枠の窓ぎわに腰をおろして、針しごとをしていました。ところが、こうやって縫いものをしながら雪を見あげたとたんに、おきさきは、ちくりっと、針で指をつっ突いて、血が三滴、ぽたりぽたりとと雪のなかへ垂れました。すると、白い雪のなかにおちたその赤い色が、みたところ、いかにも美しかったので、おきさきは、「雪のように白く、血のように赤く、窓わくの木のように黒い子供があったら、さぞうれしいでしょうにねえ」と、ひとりでかんがえてみました。
ふふん これは白雪姫が生き返るシーンではありませんか・・・
生き返ることと左下のきのことはどうやら深い関係にありそうです・・・
今日のキノコ最前線はストリークの登場です。むかって左側のユニホーム姿の山田さんがなんでもかんでも野球に例えてボケる、それをスーツ姿の吉本さんが丁寧に解説しながらツっこむというスタイルです。
野球という大いなるものとの出逢いによって今までとは全く違う視点を手に入れてしまう訳なんです。野球メガネをかけると、あら!不思議!この世界が野球を中心にして廻っていることが見えてきます。この野球メガネをどうやって手に入れるか?ってそれは簡単です、野球の素晴らしさにただただ跪き頭を垂れるだけです。
ここで注目して頂きたいのがキノコ病の私たちにも全く同じことが起こっているということなんです。キノコメガネをかけるとやっぱり不思議!この世界はきのこを中心に廻っているんです。そしてそしてこの魔法のメガネのにくい演出はこれだけではないんです、このメガネをかけると、この世界をより美しくより深く見えるようにもしてくれるんです。
秋はもうすぐですねって大分早いですが・・・
秋になるとソワソワする、日本人にとって松茸は特別なきのこですよね。
という訳で今日はやっぱり猫が好きより「松茸が食べたい!」の登場です。
恩田3姉妹(出演:もたいまさこ、小林聡美、室井滋)の所に、ご近所より松茸が届けられます。松茸をもらったことで浮上する、ご近所での人間模様、3姉妹の赤裸々な欲望が・・・やぱりキノコは人をおかしくさせてしまうのです、密室でのキノコワールドを是非ご覧ください。
きのこが植物でもなく動物でもなく、男でもなく女でもなく、そんなどっちつかずな微妙な存在だという点に惹かれる方は多いのではないでしょうか?という訳でおもちゃのようなお城(ノイシュバンシュタイン城)を建てたルートヴィヒ2世の登場です。
ルートヴィヒは中世騎士道への憧れを強く持ち、ワーグナーの創作する楽劇の世界と白鳥の魅力にとり憑かれ、自分の趣味のためだけに子供のような強引さで、莫大な国費を使い城の建設を行いました。
ルートヴィヒは子供でいることも許されず大人にもなりきれず,王にもなりきれず芸術家にもなりきれず,それは悪いことなのでしょうか?きっとそうではありません、メルヘン王とも狂王とも呼ばれたルートヴィヒだけが、この夢のようなお城をつくることができたのだと思います。きのこを見るとなぜかザワザワしてしまう、ルートヴィヒを思う時もザワザワする、このなんだか分からない強い魅力はなんなのでしょう?
どっちつかずであること・・・
中途半端であること・・・
白でもなく黒でもない・・・
グレーである生き方こそがキノコ的といえるのではないでしょうか?
こんな世の中だからこそキノコ的な生き方が必要とされている、そう思います。
キノコが好きならアリスも好き。アリスが好きならキノコも好き、ですよね。なんと、『シザーハンズ』などで有名なティム・バートン監督が、新作映画『不思議の国のアリス』を撮影中なんですって。↓約90秒のトレーラーです。
公開は2010年5月の予定だそうで。楽しみですね。アリス、しっかりキノコを見上げています。
詳細は Wired Vision で。