きのこの魅力 その5 不可視性

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一番ちいさいマトーリョーシカは不可視性を表現してみました。きのこというものの本体のほとんどが目には見えない菌糸でできており大部分は地下の世界にひろがっているということ。あぁ〜きのこって不思議な生き物ですね。

きのこの魅力 その4 偶有性

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今日は2番目に小さいマトリョーシカです。きのこは朝いたなと思ったら夕方にはその姿を消していたりととても儚い存在であることと、美しく儚い少女という存在とだぶらせてみました。頭には少女ともきのことも相性のいい七つ星てんとう虫をつけてみました。そして小さい模様は雪の結晶のつもりです。

きのこの魅力 その3 多様性

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多様性ということで「しあわせなきのこ」より伊沢正名さんの素敵な文章を引用しますね。

それを見てわたしは安心した。自然のなかでは、こんな変なやつらが、すこしも変でなく生きられるのだ。しかもそのどれもが、実にしあわせそうなのだ。自然はその懐に、想像を絶する多様性を包み込んでゆったりと微笑む母だ。それなら、こんなわたしだって堂々と生きていけると。 きのこは「もしかしたらわたしは変なんじゃないかしら」と思ってるすべての人に生きる勇気と元気を与えてくれる素晴らしい生き物であることをもって、わたしの祝辞を終わりたい。

きのこの魅力 その2 中間性

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2番目のマトーリョーシカは中間性を表現してみました。きのこは男でも女でもなく曖昧な存在、動物でもなく植物でもないどっちでもない存在。この曖昧な領域、境界線上にいる動物たちばかりを集めてみました。ねずみは白でも黒でもないねずみ色というところがいいですよね、よく曖昧な領域のことをグレーゾーンなんて言いますがねずみはどうしても入れたかったんです。胸元はコウモリのつもりです、コウモリも境界線上の動物ってことです。
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大好きなベスコフの絵本の1ページを参考にさせてもらってます!
下の方は蜜蜂の巣です、蜜蜂は小さな体で二つの世界を結ぶ生き物です、ねずみもこうもりも蜜蜂も境界線上の生き物つまり”聖なる生き物”であるということ、なんとなく共通するものがありますね。不思議ないきものたちです。

きのこの魅力 その1 魔術性

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きのこの魅力を5体のマトリョーシカで一体ずつで表現してみました。この一番大きなマトリョーシカは魔術性です。きのこ文学の中ではきっと一番よく知られている「不思議の国のアリス」がモチーフです。赤いずきんは魔術的なきのこのシンボル的存在ベニテングタケをイメージしています。下の方のシマシマは笑う猫チシャ猫の尻尾です、ティーカップはおかしなお茶会のつもりです。二つの異なる世界が溶け合ってぐちゃぐちゃになって混ざり合った時にだけ新しい世界は生まれるようです、そんな思いを込めて、新たな世界への扉の鍵を中央に置きました。といってもこれは後で考えたことなんですが。

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(*2009年の図書のきのこの文学的想像力 飯沢耕太郎著を参考にさせていただいています)
*アリスの挿絵は福音館書店の「ふしぎの国のアリス」より