「キノコなんだ」

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「きみは、なにもかも、ごちゃごちゃにしてるよ・・・・・・」
王子さまは、こんどは、ほんとうに腹をたてていました。そして、目のさめるような金色の髪を、風にゆすっていいました。
「ぼくの知ってるある星に、赤星っていう先生がいてね、その先生、花のにおいなんか、吸ったこともないし、星をながめたこともない。だあれも愛したことがなくて、していることといったら、寄せ算ばかりだ。そして日がな一日、きみみたいに、いそがしい、いそがしい、と口ぐせにいいながら、いばりくさってるんだ。そりゃ、ひとじゃなくて、キノコなんだ」
「キノ・・・・・」
「キノコなんだ」
王子さまは、もうまっさおになっておこっていました。

キノコ最前線 クラウス・ハーパニエミのボウル

kinoko2009027 013

kinoko2009027 007
あのあの伊勢丹に生えていたきのこの作者クラウス・ハーパニエミデザインのボウルです。イッタラのサツメッサシリーズです。「Satumetsa(サツメッサ)」とはフィンランド語で「おとぎ話の森」という意味なんだそうです。きのこのロイヤルブルーがそれはそれはきれいで、そのきのこは興奮してボウル以外のものも、そしてサツメッサシリーズ以外のものまでポチポチっとしてしまいました。
骨董ときのこは財を滅ぼすという言葉が一瞬頭をよぎりましたが~、いいんですいいんです。