よく見かけることだが、天から遣わされた嵐やその他の災害によって、麦がすべて地面になぎ倒されたときに、道端の低い生け垣や灌木のわきに、ほんのひとにぎりの地面が損なわれずに残っていて、麦の穂がぽつぽつとまっすぐに立っていることがある。そのうちにお日さまが再びやさしく照りはじめると、それらの麦はひっそりと、誰にも気づかれずに成長をつづける。大きな貯蔵庫のために早々と鎌で刈りとられることはない。だが、秋も深まって麦の粒がたっぷりと稔ると、貧しい人々の手がそれらを探しにやってくる。そして穂に穂を重ね、ていねいに束ねる。それは冬の間じゅうの食べ物になるのだ。ひょっとすると、未来への唯一の種子になるかもしれない。
その昔、栄えたたくさんのものが、もうほとんど残っていなくて、それへの思い出さえもほとんど消えてしまったのに、民衆のあいだに、歌やいくつかの本、伝説、それにこれらの無邪気な家庭のメルヘェンだけが残っているのを見ると、わたしたちはそれと同じような思いにかられるのである。ストーブのまわり、台所のかまど、屋根裏部屋へ昇る階段、まだにぎわいのある祭日、静まりかえった牧場と森、なかんずく曇りのないファンタジーが生け垣となって、それらを守り、幾世代も通して伝えてきたのである。
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紹介して頂いてます!
きのこ基金はフェアリーリングはゾクゾクと菌糸を伸ばしております!
菌友のとよ田キノ子さんのブログでも・・・
菌友のradicalさんのブログでも・・・
菌友のnopi_nopitaさんのブログでも・・・
ありがとうございます!きのこ基金は確実にひろがっております。
胞子をどう遠くまで飛ばすかって、それは菌友の皆様にかかっているのです!
まだ手ぬぐい残っておりますので!よろしくお願いします。
アレアレ
第61回「この世界は全部きのこでできている」
泣いてるの?
もう比べるのなんて 嫌!
一杯いかが?
きのこ基金の件で
3月11日の東日本大震災で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。そのきのことして何かしたいと考え。。。
きのこ手ぬぐいの売上を全額寄付することにいたしました。収益ではなく売上です。本サイトより手ぬぐいをお買い上げいただくと(送料込みで1枚2000円)、そのきのこが2000円を日本赤十字社の東北関東大震災義援金に寄付します。
えっと、日本赤十字に直接寄付すれば領収書がもらえるだけですが、そのきのこ手ぬぐいを買えば2000円が寄付される上に手ぬぐいがついてくるという訳なんです。
きのこのフェアリーリングでイメージしましょう。
ちいさいちいさい力が寄り集まって繋がっていく様を・・・
発せられるはずだった声が巡り巡って届けられる様を・・・
ひとつひとつの想いがどこまでもいつまでも継がれていく様を・・・
きのこ好きの方なら得意なはずです。
あの地が再生していくイメージを・・・
鮮やかにくっきりとイメージすることからはじめましょう・・・
*手ぬぐいを購入して下さった方、リツイートして下さった方どうもありが
とうございます。
まだ残っておりますのでどうぞ宜しくお願いします!
画面の右の緑のフェアリーリングのきのこ基金の所から入れます!
オットット
ひとつのつぶやきより
ひとつのつぶやきがポンって目の前に置かれるみたいにかんじることがあります。
引用させてもらいます。
手で本を作って今何ができるのか、ずっと考えてる。でも本のちからは変わらない。ここにある、賢治のことばに打たれた
どうか今のご生活をお護り下さい。
上のそらでなしに、
しっかり落ちついて、
一時の感激や興奮を避け、
楽しめるものは楽しみ、
苦しまなければならないものは苦しんで
生きて行きましょう。
(宮沢賢治『あたまの底のさびしい歌』より)