例えばすいこまれそうなほど青く澄み切った大空とその空に浮かぶ真っ白な輝く雲を見つめた時、大空にかかる七色の虹を見つけた時、何色ものきれいな色の羽に覆われた小鳥たちを見た時、アスファルトの隙間の土から生えた小さな花をつけた雑草をいとおしく感じたとき、などなど・・・その自然の向こう側に存在する命の創り主を、理屈でなく、在るものとして素直に感じる心を子どもたちは知っている思うのです。ですから、生と死が断ち切られたものでなく、続いているものとして理解できるのは実は幼い子どもたちがいちばんすぐれているのではないでしょうか。(絵本が目覚めるときより)