きのこの魅力 その3 多様性

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多様性ということで「しあわせなきのこ」より伊沢正名さんの素敵な文章を引用しますね。

それを見てわたしは安心した。自然のなかでは、こんな変なやつらが、すこしも変でなく生きられるのだ。しかもそのどれもが、実にしあわせそうなのだ。自然はその懐に、想像を絶する多様性を包み込んでゆったりと微笑む母だ。それなら、こんなわたしだって堂々と生きていけると。 きのこは「もしかしたらわたしは変なんじゃないかしら」と思ってるすべての人に生きる勇気と元気を与えてくれる素晴らしい生き物であることをもって、わたしの祝辞を終わりたい。

しあわせなキノコ 

この本の中で伊沢さんこんな風に言われているんです。

きのこは「もしかしたらわたしは変なんじゃないかしら」と思っているすべての人に生きる勇気と元気を与えてくれるすばらしい生き物であるということをもって、わたしの祝辞を終わりたい

いや本当にそう思います、思いますとも。

しあわせなキノコ 

伊沢正名さん撮影で、文が寮美千子さんの名著です。そのきのこがきのこを美しいとはじめて感じた本です。今ではキノコ病患っておりますが、この本でそのきのこの体に胞子がおちてしまったんだと推定します。でもキノコが好きだと分かるまでにはこの本との出会いから20年近くもかかっているんですよ。
不思議ですね、キノコは。