キノコ最前線 本当の大変化はもうきのことともに始まっている

きのこ好きの皆様いかがお過ごしでしょうか?

今日はこれから起こる、いえもう起こっている大変化をフェアリーリングでイメージしてみてはいかがでしょう?(世間ではくもの糸で例えているようなんですが・・・)水面下で様々な技術が動き出して繋がっていく様を菌糸でイメージしたらワクワクしませんか?

やがて世界を覆い尽くし、今以上に緻密なネットワークをつくり、ある日突然世界各地で美しいきのこが顔を出す。そんな巨大なフェアリーリングの中にすっぽり地球が入ってしまったら、そこはなんだって起こる開かれた世界の入口です。ん?何の話か分からないですって?

私はインターネットの話をしています。インターネットの世界をリードするグーグルは前代見聞のきのこなんです。世界で最大の生物であるきのこをあのグーグルが見逃すわけないんです、まあ公言されてはいませんが・・・。「世界中の情報を整理し尽くす」・・・むっむっ!!!近い将来「私達きのこだったんです」というグーグルの発表に世界中の人たちが唖然とする、なんて光景がありありと想像できます。

グーグルの連中に際立つ特徴は、インターネットを擬人化して話すしゃべり方ではないかな。こういう姿になりたいという意志をインターネット自身が持っている。自分たちはその意志に導かれて技術開発している。彼らの言葉の端々からそんな雰囲気を感じる。しかもそのことを皆、誇らしく思っている

ねっねっそっくりでしょう?高橋睦朗さんの「J・Cからの贈り物」と!

きのこ学会の入会資格はむづかしいわけではない
きのこを愛すること人間を愛するごとくであること
むしろ きのこの視点から人間を見ることを
学ぶ謙虚さと自由さとを 持ちあわせていること
たとい そのきのこがはでな毒を持っていようと
人間の価値基準から踏みつぶされたりしないこと
きのこが人間を踏みつぶさない事実に準うこと
きのこ学会議長席はつねに空席であること
光栄ある椅子を占めることのできる光栄は
きのこ以外の所有ではありえぬこと
(きのこ文学大全 ケージと菌類学より 飯沢耕太郎著)

そのきのこ声を大にして言いたいのが、きのこ好きをはじめとする少数派の私たちこそが多く可能性を持っているともいえるんです。きのこに選ばれてしまったという根拠のない自信でもって行動してしまう、おめでたい私たちきのこ好きこそが、この大変化を一番たのしめるのではないでしょうか?
Innerscape by Zadok Ben David