アカイカタケ

霜ふりキノコ」と同じく、Ardduさんが、カンボジアはカルダモン山脈で撮影されたキノコです。アカイカタケ(学名:Aseroë rubra)ですって。赤いイカに見立てたということでしょうか。マイナーな生き物にはひどい名前がつけられていることがままありますが、アカイカタケは、その安直さにおいて秀逸なネーミングですね。学名の Aseroë rubra はどうかいうと”Aseroë”は、古代ギリシャ語の”αση(嫌悪)”と”ροη(ジュース)”から派生した言葉、”rubra”はラテン語で赤の意味だそうで、「胸くそが悪くなる赤いジュース茸」といったところでしょうか。ちなみに英語名は”sea anemone fungus”でイソギンチャク茸。こちらもやはり安易です。