kinoko20110921 001
これはもりのこびとたちのなかの1ページなのですが、問題です、きのこと蛙と蝙蝠に共通するものはなんだ?
”ヒントは中途半端やな~”です。

さてさて、この3っつに共通するもの
きのこは植物と動物のあいだの生き物で
蛙は水と陸のあいだの生き物で
蝙蝠は鳥類と哺乳類のあいだの生き物で
3っつともあいだの生き物、つまりそれは境界線上の生き物ということなんです!

境界線のものは不確定であり、曖昧であり、どちらにも所属しないし、どちらにも所属しているとも言えます。こういう特別なものは聖なるものでもあります。
そして聖なるものは実はケガレでもあるんです。

そして境界線についてもこんな風に書かれています。

実際の境界線には幅がある。幅がないと人間にはわからないですからね。わずかな幅だけれど、人が一人呑み込まれてしまうくらいの幅がある。それが境界をめぐってさまざまな物語が生成する。境界線上というのは、どちらの世界のルールも適用されない。つまり、人間がどうふるまっていいかわからない場所ですね。ガイドラインもマニュアルもない。でも、そこでふるまい方を間違えると命取りになる。どうふるまってよいかわからない場所で、それにもかかわらず最適のふるまいしなければ命にかかわる。

うーんきのこはすごいぞ!