長靴の国のきのこ 丘の上の墓地

ボローニャから車で1時間ほどの耳がツンとするほどの(だいたい標高700メートル)丘にある墓地です。そのきのこはイタリアの墓地見てみたかったのです。墓地はちょうど生と死の中間点のような場所ですから非常にきのこ的です!そしてこのあたりは土葬なのですって。

長靴の国のきのこ

きのこは動物でもなく植物でもない菌類です。
きのこは男でもないし女でもない両性具有の間の存在です。
白でもなく黒でもないグレーな曖昧な存在です。
光(地上)の世界と闇(地中)の両方にまたがる存在です。
きのこが我々を惹きつけてやまないのは、ふたつの世界にまたがる境界線上の聖なる生き物であるということです。
長靴の国のきのこでは、ふたつの世界にまたがる聖なる場所、聖なるできごと、聖なる生き物をとりあげていきたいと思います。