フェアリーリングって?

菌輪(きんりん)とは、キノコが地面に環状(あるいはその断片としての弧状)をなして発生する現象、あるいはその輪自体のことである。菌環(きんかん)とも呼ばれる。英語では “fairy ring”、”fairy circle”、”elf circle”、”pixie ring” など「妖精の輪」と表現される。

フェアリーリングは異界への入口などともいわれ、おとぎ話の中にも数多く登場します、それにしてもきのこって本当に不思議な生き物ですね。

きのことねずみ

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そのきのこはきのこも大好きで、ねずみも大好きなんです。本当は大好きなんて言葉では表せないほど大好きなんです。きのことねずみは自分にとって特別なものだという風には感じていたのですが、不思議です、このところ惹かれるものがおもしろいように繋がってきているのでなんとかきのこの菌輪(フェアリーリング)のように繋げていくつもりです。

少女工房III 

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あらかわ画廊でこんな素敵な展覧会のおしらせです。ポストカードの右の絵はタイトルはなんと「フェアリーリング」そして驚くのはこの絵は100号なんですって!100号って相当な大きさです。そして更に驚きは他にも何点か出展されるのですがなんと”きのこ尽くし”なんです。もうそのきのこはワクワクがとまりません。

場所はあらかわ画廊(詳細はこちらです!)
会期は7月29日(月)~8月9日(金)、開廊時間は11:00~18:00、(日曜休み)

*樋上公実子さんのサイトはこちら
です!

Where is the forest of Sonokinoko?

今日は非常にキノコ的な場所、大阪は飛田新地より『鯛よし百番』の登場です。ここはかつて遊郭だったところで殆ど当時のまま残され、今では料理屋として営業されています。
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吉原炎上の岸田今日子さんのナレーション

男が通う極楽道、娘が売られる地獄道

の部分が頭の中を何度も繰し返し流れます、ちょうど時間は日の入りで不思議な時間帯、さあ門をくぐってみましょう。
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一歩足を踏み入れると、日光の陽明門もどきや、京都の三条大橋もどきがお出迎え、ここで既にホントとウソがごちゃまぜになってきました。
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太鼓橋はフェアリーリングと同じく、こちらの世界と別世界を繋ぐ役割があるようです。さあ渡ってみましょう。

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襖絵が、ひどく色褪せていたり、破れていたりするのが一層当時の華やかさを想像させます。建物は中庭を囲むようにつくられてあるので、極彩色の内装の中を進んでゆくと、なんだか洋服を着ていることさえ滑稽に感じられたりしてきて、どうも時間軸がごちゃまぜになってきたようです。なんだか不思議の国のアリスになったみたいです。
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紫の絨毯がいよいよ妖しさを増していくようです、さあ二階へ上がりましょう。

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この襖の中で、かつての様々な人の様々な想いが、交錯したであろうことを感じずにはいられない濃密な空間です。
真も虚も
男も女も
盛も衰も
美も醜も
快も苦も
相反する世界が入れ替わり立ち替わり、顕われては消えるこの場所は非常に非常にキノコ的です。
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赤い提灯の向こうには、キラキラの高速道路と高層ビルが見えました。
いつの間にか戻ってきてしまったようです。

キノコ最前線 マリー編(くるみわり人形より)

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今日はくるみわり人形よりマリーちゃんの登場です。マリーちゃんは洋服ダンスのコートの袖から不思議な世界に入っていってしまいます。キノコ病の私たちは不思議な世界への憧れが強めの人種であるといえます。キノコ好きの皆様そのきのこは知っています、はじめてフェアリーリングを見たときあなたの中の琴線いいえ菌線が震えてしまったでしょう?菌類の子孫なんですから当然のことです。それにフェアリーリングは不思議の世界の入り口なんですから!マリーちゃんとキノコ病の私たちに共通すること、それは日常と非日常の扉の常識という名のネジがゆるんでいるという点です、そのため日常と非日常を自由に行き来してしまい、つかみどころのない印象、または周囲から浮いたようなチグハグな印象を与えてしまいがちです。
そんな私たちの必須アイテムそれがきのこです。現実といわれる日常の中で違和感やズレを感じる人であればあるほど不思議の世界で自由にはばたけます。違和感やズレはアリスみたくキノコを齧って調節すればいいんです、そうです!とびまわることも、小さな穴を通りぬけることだって!できるんです!きのこさえあれば・・・・・・そうきのこさえあれば・・・
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くるみわり人形といえばチャイコフスキーです、この方もきのこと大変に深い関係があります、続きはきのこ文学大全の中のチャイコフスキーとレーニンをお読み頂ければよろしいかと・・・

キノコ最前線 「妖精美術館」より

おもしろいんですよ、妖精を受け入れやすい国っていうのは一神教の外国より、多神教である異教の日本の方なんですって・・・
だからなんですね、キノコ病にかかってしまうわけです。

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上から順番に
ウイリアム・ホームズ・サリヴァン《魅惑された笛吹き》
マリア・スピルスベリ《人間が足を踏み入れたことのない場所》
マベル・マットウェル《ピーターパンとウエンディ》
妖精美術館 井上君江著より