キノコスイング

どうでしょう?人が胞子のようです。

gilroygardenslogoカリフォルニア州ギルロイ市にあるギルロイガーデンというテーマパークにあるキノコスイングです。

ギルロイ市は、サンフランシスコから南へ150km、ニンニクの生産・加工で有名な都市で、同じくにんにくで有名な青森県田子町(←すごいウェブサイトです!)と姉妹都市です。

ギルロイガーデンは、園芸に関する理解を深めてもらおうと運営されている非営利の園芸テーマパークで、こういったアトラクションの他に教育用の展示や庭園もあるんだとか。どうりでキノコの襞の部分がやけにリアルなんですね。結婚式を挙げることもできるそうですよ。

今後結婚を予定されている皆様は、式場の選択肢の一つに入れてもいいかもしれませんね。親戚一同がキノコスイングでグルグル回る結婚式なんて、子孫繁栄しそうでよろしいのではないでしょうか?私は欠席させていただきますが。

キノコジップアップ

zippy mushroom

こんばんは。いつもお世話になっております。そのきのこです。

今日は、etsyで素敵なジップアップを発見いたしました。カナダはオンタリオ州のsarahappleさんの出品です。このジップアップは、 American ApparelCalifornia Fleece Track Jacket にsarahappleさんがキノコをプリントして販売されているものです。

余談ですが、この American Apparel というアパレルメーカー、経営哲学が素敵なんです。Excite Newsから少し長いですが引用します。

最近のアメリカ製造業の殆どは海外へのアウトソーシングで成り立っている(日本も同様でしょう)。衣料の97%は外国製で、アメリカ製だと思って買ったものでもタグを見ると「Made in China」というのが常である今日、Made in Downtown LA というのを引っさげて登場したのがアメリカンアパレル。

ロスアンジェルス製品というだけではなく、ロスのダウンタウンに工場からカスタマーサービス、デザイン事務所、写真撮影まで一つ屋根の下で賄われているという、米国内では珍しい体制の会社である。

この会社がアピールしているのは「スウェットショップ」を廃止しよう、ということ。スウェットショップとは、アメリカ国外にある「低賃金、暴力や言葉による虐待、過酷な懲罰、エアコンなし、飲料水も足りない」といった劣悪な労働環境にある衣料工場という意味。そういった搾取される工場をなくしていこうという理念の元に会社が運営されているのだ。

なんだそうです。グロバリゼーションの負の側面として指摘される富の偏重、貿易不均衡、格差、途上国の搾取工場といった問題に、「LAで服を作って売る」という極めて具体的な行動を通して一つの答えを提案する熱いメーカーなんです。

話がそれました。そんなアメリカンアパレルのジップアップにキノコがプリントされているわけですが、デザインが秀逸です。胴回りにキノコがぐるっと生えているんです。キノコがぐるっと生えている、そう菌輪です。つまり、このジャケットを着た人は、妖精の輪の中で一日を過ごすことができるわけです。何なら妖精になれるかもしれません。すばらしいですね。$65です。

ジョン・ケージとキノコ

…はい。デーヴィッド・テュードアによる、4分33秒でした。演奏家が何も音を出さないという独創的な(ふざけているだけにも見えなくない)この楽曲は前衛芸術に大きな影響を与えたそうですが、今日はこの4分33秒を「作曲」したジョン・ケージについてのお話です。もちろん、音楽家としての彼ではなく、キノコマニアとしてのジョン・ケージです。

john-cage-1956ジョン・ミルトン・ケージ(John Milton Cage、1912年9月5日 – 1992年8月12日)は、菌類、特にキノコにたいする非常に強い興味を生涯にわたって持ち続け、wikipediaでは、「作曲家に加えて、ケージは哲学者、作家、版画家、そして、アマチュア菌類学者でキノコの蒐集家でもあった」とまで紹介されています。以下、キノコ部分を抜粋します。

  • ケージは毒キノコを食べて死にそうになったことがあった。
  • 友人とともにニューヨーク菌類学会を設立した。
  • 彼のキノココレクションが今でもカリフォルニア大学サンタクルーズ校に所蔵されている。
  • テレビのクイズ番組に出演し、その回のグランプリは彼が得た。なお、その回のクイズの内容は「キノコ全般」であった。

なんですって。相当なキノコ狂ですね。そして、彼の死後、親友の振付師マース・カニングハムは、「ケージは森に還り、キノコに還ったのだ」と言ったとか。というわけで、そんなジョン・ケージと親友のマース・カニングハムのコラボレーション「Variations V(1956年)」で今日はお別れです。

ひとよ茸ランプ

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キノコをモチーフにした芸術作品といえば、エミール・ガレのひとよ茸ランプを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。また、ガレといえばキノコの人、という印象を持つ方も多いと思います。キノコといえばガレ、ガレといえばキノコです。そのきのこが避けては通ることのできないトピックの一つです。

さて、ガラス工芸に革命を起こしたエミール・ガレ(Émile Gallé, 1846-1904)はアールヌーボーを代表する有名な作家です。そんな彼の工場の裏扉には「われわれの根源は森の奥にあり」と記されていたといいます。森の奥の土の中に生きるキノコをモチーフにした彼の晩年期の作品、ひとよ茸シリーズこそ彼の工芸家としての人生の集大成であったといえるのではないでしょうか。

ひとよたけさん(なんというハンドルネーム!)のブログの記事によると、

ガレはこのひとよ茸ランプを合計6個作ったそうなのですが、そのうち3個はすでに壊れてしまっていて、現存するのは世界に3つだけ。ガレがひとよ茸ランプを作ったのは亡くなる2年前。そのとき彼は白血病を病んでいて、自分の余命がそれほど長くはないと感じていたようです。そんなとき、彼が作品のモチーフとして選んだのが、ひとよたけでした。新しく生まれ、その日のうちにぐんぐん成長したかと思うと、次の朝には溶けて無くなってしまうひとよたけ。しかし、その溶けたキノコの横にはまた別の新しいいのちが生まれている。ガレはそんなふうに消滅と再生をくりかえすひとよたけの姿を見て、そこに生命のはかなさと力強さを感じたといいます。ひとよ茸ランプは、ひとよたけの成長を3段階に分けて表現しています。生まれたばかりの姿、成長過程の姿、そして傘が開ききり、溶けかかっている姿です。

なんですって。ひとよたけさんが学芸員さんの話を何度も聞いて耳で覚えてしまったというエピソードも素敵ですね。

そして、写真はその3つの現存するランプです。上から順に、諏訪の北澤美術館、東京のサントリー美術館、ガレの故郷であるフランスのナンシーにあるナンシー派美術館(Musée de l’Ecole de Nancy)に所蔵されているランプです。それぞれ柄の曲がり方や傘の開き具合は微妙に異なりますが、3つとも3段階の成長過程が表現されていますね。

北澤美術館の学芸課長である鈴木潔氏が著された「光の魔術師—エミール・ガレ」という本もあります。とりあえずショッピングカートにいれておきましょうね。
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Emalia Olkusz

きゃ~かわいい!
ベニテングタケにインスパイアされたと考えざるを得ない大胆なドット柄のお鍋です。これは、1907年創業のポーランドのEmalia Olkusz社製の琺瑯のお鍋です。ほかにもミルクパンやコーヒーポット、バケツなんかもありますよ。買いたい人は各自ググってください

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