カペリートの魅力

カペリートって?
カペリートは森に住むキノコ。悪い魔女によってワニにされた女王様を助け、お礼につまむと何にでも変身できる魔法の鼻をもらいます。

カペリートの作者は?母国は?
カペリートはロドルフォ・パストゥール(Rodolfo Pastor:スペイン)によって生み出されました。カペリートはお話のなかでスペイン語その他の言葉をとり混ぜて使っているようです。日本では、「プチプチ・アニメ」としてNHK教育テレビジョンで放送されています。

クレイアニメって?
カペリートはクレイアニメという手法で作られています。登場人物が粘土で作られており一コマ一コマ撮影する手間もさることながら、照明で粘土が型崩れをおこすなどの問題をクリアして作られているこのカペリートは、想像を絶する作業ときのこへの愛が伝わってきます。(森のキノコ達がたくさん登場してくるシーンは圧巻です、ヤマドリタケ、ベニテングダケ、アンズタケ・・・どれも可愛い!そんなキノコいるいるって!)

解説そしてこれから・・・
カペリートが変身する時鼻をつまむとへんちくりんな音が出ます。子供は笑って真似をします。大人だって笑ってしまいます。なんだか憎めないキノコなのです。そしてコック、オペラ歌手、画家・・・なんにだって変身します。カペリートは困っている友達を放っておけません、斬新なアイデアで変身しては大失敗、だけどめげてなんかいません、夜はオヤスミキャップをかぶりベットで眠ります。朝がきます、失敗、失敗の繰り返しそして大成功でもっていつもお話は終わります。カペリートは人も変身する時が必要な時があるのかもしれなこと、失敗することさえも素敵で楽しいことなのかもしれないことを教えてくれます、ちがう!ちがう!カペリートは教えようなんてしないんです。いつだって「楽しんじゃえばいいじゃない」のカペリートです。世界中に愛される素敵なキノコに言葉はいりません。

そのきのこは思います。キノコの魅力を兼ね備えたカペリートはたくさんのカペリート的、いやキノコ的な人が育てとの願い(胞子)が込められた作品なのです。キノコの花が咲くか咲かないかは風に任せるとして、胞子をたくさんたくさん持って大人になって欲しい、だけど子供でいられる時間はあっという間に過ぎてしまいますからそのきのこも大急ぎです。子供にむけてキノコ(胞子)を発信することそのきのこでも今後力をいれる大きなテーマです。