キノコ最前線 福岡伸一編

今日のキノコ最前線は生物学者の福岡伸一さんです。そのきのこは福岡さんがテレビに出ておられるとジーっと見入ってしまます、この前ラジオで福岡さんが話されてて、ついつい音を大きくしてしまいました。なんでかわからないけれど非常に気になる方です。キノコ的ってなにかって考える上で非常に多くのヒントを含んでいる方のようです。

私は「美醜」を物事の判断基準にしています。真か偽か、善か悪か、いろんな基準がありますね。自然科学は真偽が絶対的基準と思われがちですが、科学的な真偽って実は流動的で、正しいと思われたものが間違いだったり異端の説が正論になった例は多数あります。道徳や倫理の善悪、正邪の基準も歴史軸や文化、宗教などでも変わってしまう。なのに科学的に真だから受け入れなさい、道徳的に善だから従いなさいと言いがちで、真偽、善悪などの基準は簡単に均質化圧力になります。美醜は違います。ルリボシカミキリを、フェルメールの絵を美しいと思うのは極めて個人的で何にも束縛されない。科学的成果を評価する時も、自分の生き方を決めるときも、私は「美しいもの」を選びたいと思います。