隙間にキノコが生える

キクイムシは木に穴をあけるが、木は消化できぬので、いたずらに隙間を作るだけ。ところがその隙間にキノコのカビが生えて、それが木を消化してくれる。
近代は、それぞれの自己が確立して、言葉によって絆を結ぶと考えるが、絆よりは隙間。人と人の間には隙間があるからこそ、そこに言葉のカビが生える・・・(相良直彦の「きのこと動物」)

Cogumelos

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