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キノコ最前線 ダウンタウン松本人志編

現在テレビなどで活躍されている芸能人の中にも、どう見てもキノコ的としか思えない拡がりをみせている人がおられます。そのきのこでは有名人をきのこになぞらえて「あの人は土壌がしっかりしている、菌糸の伸ばし方がすばらしい」と感じる人、いや琴線(菌線)に触れる人を紹介していきます。そのきのこの独断と偏見に満ちていますこと、そしてそのきのこ最大の賛辞でありますことをご理解頂いた上で読み進めて頂けたらと思います。

キノコ最前線1号はダウンタウンの松本人志さんです。

スキマ男

みどころ:スキマ男(とみよしさん)は、壁と壁の間、洗濯機のホースの中、自販機の中と、ありえないところに出没します、その出没ぶりはキノコそのもの。おまけにスキマ男の足は腐ってきています。菌類の匂いがプンプンします。更には包丁を持っています、包丁=毒キノコとみなします。松本氏は笑いでもってきのこの魅力を(知ってか知らずか?)拡げてくれる方だとそのきのこはびしびし感じております。

ここで、相良直彦の「きのこと動物」という文章をご紹介します。

キクイムシは木に穴をあけるが、木は消化できぬので、いたずらに隙間を作るだけ。ところがその隙間にキノコのカビが生えて、それが木を消化してくれる。

近代は、それぞれの自己が確立して、言葉によって絆を結ぶと考えるが、絆よりは隙間。人と人の間には隙間があるからこそ、そこに言葉のカビが生える・・・

人と人の隙間、言葉と言葉の隙間。今の私たちがもう一度見つめなおすべき世界は、この隙間のキノコが枯れた木を土に還すように、物や言葉であふれた世界を隙間から分解して見つめる、キノコ目線からの世界なのではないでしょうか。このスキマ男のコント、隙間に生えたカビが世界を分解する様を、絶妙な言葉と間で描いた作品といえるのではないでしょうか。

きのこと隙間について詳しくお知りになりたい方は、森毅さんの名著「キノコの不思議—「大地の贈り物」を100%楽しむ法」に上の文章が収録されています。読んで頂ければ尚よろしいかと思います。