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キノコ最前線 チュートリアル編

お笑い界最大の祭典「M-1グランプリ」2008年大会も終わってしまいましたね。皆様ご存知でしょうか?2006年のM-1でチュートリアルを完全優勝の陰で活躍していたキノコ達がいたことを。優勝前年のM-1で「エリンギ」を登場させています。エリンギを登場させてからの彼らは違っていました。妄想ワールドと気持ち悪さが倍増し存在感を確実なものにしていきます。そして翌年完全優勝。現在もますます活躍の幅を拡げる彼らですが、自分たちのDVD「チュートリアリズムII」に煮込ハンバーグのマッシュルームときのこカレーを登場させ、しかも連呼しています。キノコのミラクルを肌で熟知しているチュートリアルの今後の活躍から目が離せません。

*詳しくご覧になりたい方は
 

カペリートの魅力

カペリートって?
カペリートは森に住むキノコ。悪い魔女によってワニにされた女王様を助け、お礼につまむと何にでも変身できる魔法の鼻をもらいます。

カペリートの作者は?母国は?
カペリートはロドルフォ・パストゥール(Rodolfo Pastor:スペイン)によって生み出されました。カペリートはお話のなかでスペイン語その他の言葉をとり混ぜて使っているようです。日本では、「プチプチ・アニメ」としてNHK教育テレビジョンで放送されています。

クレイアニメって?
カペリートはクレイアニメという手法で作られています。登場人物が粘土で作られており一コマ一コマ撮影する手間もさることながら、照明で粘土が型崩れをおこすなどの問題をクリアして作られているこのカペリートは、想像を絶する作業ときのこへの愛が伝わってきます。(森のキノコ達がたくさん登場してくるシーンは圧巻です、ヤマドリタケ、ベニテングダケ、アンズタケ・・・どれも可愛い!そんなキノコいるいるって!)

解説そしてこれから・・・
カペリートが変身する時鼻をつまむとへんちくりんな音が出ます。子供は笑って真似をします。大人だって笑ってしまいます。なんだか憎めないキノコなのです。そしてコック、オペラ歌手、画家・・・なんにだって変身します。カペリートは困っている友達を放っておけません、斬新なアイデアで変身しては大失敗、だけどめげてなんかいません、夜はオヤスミキャップをかぶりベットで眠ります。朝がきます、失敗、失敗の繰り返しそして大成功でもっていつもお話は終わります。カペリートは人も変身する時が必要な時があるのかもしれなこと、失敗することさえも素敵で楽しいことなのかもしれないことを教えてくれます、ちがう!ちがう!カペリートは教えようなんてしないんです。いつだって「楽しんじゃえばいいじゃない」のカペリートです。世界中に愛される素敵なキノコに言葉はいりません。

そのきのこは思います。キノコの魅力を兼ね備えたカペリートはたくさんのカペリート的、いやキノコ的な人が育てとの願い(胞子)が込められた作品なのです。キノコの花が咲くか咲かないかは風に任せるとして、胞子をたくさんたくさん持って大人になって欲しい、だけど子供でいられる時間はあっという間に過ぎてしまいますからそのきのこも大急ぎです。子供にむけてキノコ(胞子)を発信することそのきのこでも今後力をいれる大きなテーマです。

キノコ最前線 ダウンタウン松本人志編

現在テレビなどで活躍されている芸能人の中にも、どう見てもキノコ的としか思えない拡がりをみせている人がおられます。そのきのこでは有名人をきのこになぞらえて「あの人は土壌がしっかりしている、菌糸の伸ばし方がすばらしい」と感じる人、いや琴線(菌線)に触れる人を紹介していきます。そのきのこの独断と偏見に満ちていますこと、そしてそのきのこ最大の賛辞でありますことをご理解頂いた上で読み進めて頂けたらと思います。

キノコ最前線1号はダウンタウンの松本人志さんです。

スキマ男

みどころ:スキマ男(とみよしさん)は、壁と壁の間、洗濯機のホースの中、自販機の中と、ありえないところに出没します、その出没ぶりはキノコそのもの。おまけにスキマ男の足は腐ってきています。菌類の匂いがプンプンします。更には包丁を持っています、包丁=毒キノコとみなします。松本氏は笑いでもってきのこの魅力を(知ってか知らずか?)拡げてくれる方だとそのきのこはびしびし感じております。

ここで、相良直彦の「きのこと動物」という文章をご紹介します。

キクイムシは木に穴をあけるが、木は消化できぬので、いたずらに隙間を作るだけ。ところがその隙間にキノコのカビが生えて、それが木を消化してくれる。

近代は、それぞれの自己が確立して、言葉によって絆を結ぶと考えるが、絆よりは隙間。人と人の間には隙間があるからこそ、そこに言葉のカビが生える・・・

人と人の隙間、言葉と言葉の隙間。今の私たちがもう一度見つめなおすべき世界は、この隙間のキノコが枯れた木を土に還すように、物や言葉であふれた世界を隙間から分解して見つめる、キノコ目線からの世界なのではないでしょうか。このスキマ男のコント、隙間に生えたカビが世界を分解する様を、絶妙な言葉と間で描いた作品といえるのではないでしょうか。

きのこと隙間について詳しくお知りになりたい方は、森毅さんの名著「キノコの不思議—「大地の贈り物」を100%楽しむ法」に上の文章が収録されています。読んで頂ければ尚よろしいかと思います。

キノコの病いハイリスク者

キノコの病いの記事に反響が大きく驚いております。たくさん患者さんがいらっしゃるのですね。。。

もう少し、キノコの病いについて考えてみました。発症した人をたどっていくと本人の病前の嗜好と密接な関わりがあることが見えてきました。

  1. くらげ、貝類、ひとで、うみうし、さんごなどの水中の無脊椎動物への嗜好。
  2. コケ植物、シダ植物などへの嗜好。
  3. 水玉(ドット)、虹(レインボー)、ひとつの色だけにこだわるといった模様や色彩へのこだわり。

なんとなく共通点があるようなないような。。。
発症原因、症状、有病率、治療などなどについても調査中です、情報をお持ちの方はよろしくお願いします。

キノコの病い

先日の「キノコ狩ルチャー」で飯沢耕太郎さんは、ご自身がキノコに夢中になる様子を「病気」という言葉を用いて表現されていました。キノコの病いについて、僭越ながらそのきのこが説明させていただきます。

キノコの病い4段階

  1. 第1段階 潜伏期
  2. 第2段階 発病
  3. 第3段階 進行期
  4. 第4段階 末期

第1段階とは、なんとなくキノコグッズを手にしていたり、お鍋に入っているしめじやえのきを裏返して見てみたりと、まだ本人は「キノコが好き」ということには気づきません。病気で例えるなら潜伏期間といった具合です。初感染から発病までの期間は人によって様々ですが、人によっては数ヶ月で発症する人もいれば、十数年間も発症しない人もいます。この期間のあなたに自覚できる症状はありませんが、体の中では胞子が増殖し続けています。

第2段階とは、口に出して「キノコが好き」「キノコが美しい」といえるまでになり、自覚症状の出たあなた、そう、あなたのことです。おめでとうございます。立派なキノコ病です。この時期の特徴的な症状として、携帯電話にキノコ・ストラップをつける、車のルームミラーのところにキノコグッズをぶらさげるといったキノコグッズ症状があげられます。また一部の患者には「多幸感」といった精神症状が報告されています。「幸せ」という言葉の定義を根本からくつがえす圧倒的な幸福感を感じることができます。あなたの体の中で静かに増殖を続けていた胞子がキノコの花を咲かせ始めます。ちなみに、この病い、治療法は発見されていません。発症すると死んでも治りません。

第3段階とは、頭いえ体中が胞子でいっぱいになり、ふりはらおうとするかのようにとんでもないキノコパワーでもって加速し始める進行期です。この第3段階までくると、初対面の人のキノコ病親和性の有無を瞬時に判断できるようになる、キノコに言及されている小説をタイトルだけから発見することができる、など「キノコ勘」と呼ばれる特殊能力に目覚める患者が現れ始めます。そして、キノコに関するブログを始める、イベントを企画する、企画書を出版社に持ち込む、など、周囲への感染力が著しく増大します(病気の本人は「伝道」や「布教」という言葉を使いますが)。

そして第4段階、末期です。自分の職業が何なのかわからくなり、話題のほとんどがキノコになります。また、あらゆる物事をキノコにたとえて説明する、ありとあらゆる価値をキノコ性の有無で判断する、など思考が完全にキノコに支配されます。この段階までくると、通学中の小学生に石を投げつけられたり、親戚の法事に呼ばれなかったり、なぜか社会からの風当たりが強くなってきます。患者本人はそんなことおかまいなしで、キノコに選ばれし者として迫害を受ける宿命に喜びすら感じながら、キノコの森の奥深くへと歩を進めます。

そのきのこの予後に乞御期待!