キノコ最前線 文學界12月号

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12月の文學界、飯沢耕太郎さんのきのこ文学の方へは毒きのこ殺人事件でございます。(あぁ〜はやいですねはやいですね)

きのこの世界も人間の世界も、毒があることで多様性が保たれ、創造的な刺激を与えてくれるといえそうだ。

この部分、この部分そのきのこはメモりました、メモしたり、折ったり、線を引いてみたりする時、その言葉は自分にとっていつか必要になる時が来るって予感するからなんですよね、きっとね。いつかね。

ハイホーハイホー

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白雪姫のお皿です。素敵でしょ。
フランフランで見つけました。クリスマスの限定発売のようです。いけませんね、この限定ってやつは。
サイトも素敵です。
なんだか慌ただしくなってきましたが、そのきのこはこの動画の中にきのこがいくつ出てくるか数えたりして過ごしたりしています。

Where is the forest of Sonokinoko?

今日は非常にキノコ的な場所、大阪は飛田新地より『鯛よし百番』の登場です。ここはかつて遊郭だったところで殆ど当時のまま残され、今では料理屋として営業されています。
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吉原炎上の岸田今日子さんのナレーション

男が通う極楽道、娘が売られる地獄道

の部分が頭の中を何度も繰し返し流れます、ちょうど時間は日の入りで不思議な時間帯、さあ門をくぐってみましょう。
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一歩足を踏み入れると、日光の陽明門もどきや、京都の三条大橋もどきがお出迎え、ここで既にホントとウソがごちゃまぜになってきました。
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太鼓橋はフェアリーリングと同じく、こちらの世界と別世界を繋ぐ役割があるようです。さあ渡ってみましょう。

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襖絵が、ひどく色褪せていたり、破れていたりするのが一層当時の華やかさを想像させます。建物は中庭を囲むようにつくられてあるので、極彩色の内装の中を進んでゆくと、なんだか洋服を着ていることさえ滑稽に感じられたりしてきて、どうも時間軸がごちゃまぜになってきたようです。なんだか不思議の国のアリスになったみたいです。
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紫の絨毯がいよいよ妖しさを増していくようです、さあ二階へ上がりましょう。

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この襖の中で、かつての様々な人の様々な想いが、交錯したであろうことを感じずにはいられない濃密な空間です。
真も虚も
男も女も
盛も衰も
美も醜も
快も苦も
相反する世界が入れ替わり立ち替わり、顕われては消えるこの場所は非常に非常にキノコ的です。
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赤い提灯の向こうには、キラキラの高速道路と高層ビルが見えました。
いつの間にか戻ってきてしまったようです。

今年もクラウス・ハーパ二エミ


去年のこの季節、伊勢丹の床にでっかいキノコが生えていたので、今年も出るんじゃないかとワクワクしていましたら、今年も素敵!!!
ぜひぜひこちらもご覧くださいね。そのきのこは伊勢丹がいっちばん好きです!クラウス・ハーパ二エミさんを起用するなんて素敵過ぎです。

生物多様性をテーマに、クリスマスを告げるベルの音と、人と人、そして動物たちの環のもと、クラウス・ハーパ二エミ氏が描くワンダー・エデンの動物が大活躍します。

えっとえっとキノコはでてきませんが生物多様性ってことです。